AI(人工知能)入門解説 ~その①「AI」ってなに?~

AIってなに?

AIとは”Artificial Intelligence”の略で、そのまま日本語にすると「人工の知能」。
人間のように「考える力」や「学ぶ力」をコンピューターに持たせる技術のことをいいます。

ゴリ校長
ゴリ校長

AIはコンピューターにとっての脳みそみたいなものだね。

たとえば、スマートフォンに話しかけて天気を教えてもらったり、ネットショッピングで「あなたへのおすすめ商品」が出てきたりするのも、実はAIが働いているからです。

じゃあコンピューターが行う処理は全部AIなの?っていうとそうでもありません。
例えば、決まった行動をランダムに繰り返すレトロゲームのNPCはAIとは呼べません。
(それは考えているのではなく、サイコロを転がしているのと変わりないからです。)

AIができることってどんなこと?

例えばこういったことができます。

  • 写真や動画の中から「顔」や「物」を見つける
  • 話しかけた言葉を聞き取って文字にする
  • 過去のデータから未来を予測する

特に人間がやるには時間がかかったり、間違いやすいようなことを、すごく早く正確にできるのが強みなので、そういった分野ですでにたくさん活躍しています。


AIはどうやって「学ぶ」の?

AIを脳みそに例えたように、なにも知らないAIは人間の赤ん坊と同じですが、コンピュータには人間の子供と同じように何年もかけて勉強させるわけにはいきませんよね。

じゃあどうやって勉強するのかと言えば、AIはお手本見本となるデータ」をたくさん見せてもらうことで学びます。たとえば、犬と猫の写真を何千枚も見せて、「これは犬」「これは猫」と教えてあげると、だんだん自分でも犬と猫の見分けが出来るようになります。

このように、AIに「たくさんの例を見せて学ばせる方法」を「機械学習(きかいがくしゅう)」といいます。

ゴリ校長
ゴリ校長

正解をあらかじめ教えてあげる学習を教師あり学習、正解を教えないでパターンを自分で見つける学習を教師なし学習と呼ぶんだけど、このあたりは難しいのでまた今度。


どうしてこんなにAIが話題になっているの?

実はAIっていうのは最近出て来た概念じゃないんです。
なんと戦後すぐ、1950年頃にはもう存在していたんです!

じゃあなんで最近になってこんなに色々話題になっているの?と言えば、インターネットがめちゃくちゃ普及したからです。
さっきもお話ししたように、AIは色々な「お手本・見本となるデータ」を見て学習します。
AIが発明されてすぐのころは、データを用意するのもすごく大変でしたが、今はインターネットを使ってすぐにたくさんのデータが手に入るので、AIがとてつもなく賢くなりました。

ゴリ校長
ゴリ校長

そうした大量のデータのことは「ビッグデータ」、それを使ってたくさん学習することを「ディープラーニング」なんて呼んだりしているよ。聞いたことあるかな?

どのくらい賢くなったのかというと、なんと2025/5時点でIQ130!(人間の平均はIQ100)
もう数年~20年もすれば、AIは人間の誰よりも賢くなってしまうと言われています。(技術的特異点・シンギュラリティと言われます。)

AIを使って様々なものがとても便利になった反面、この賢くなりすぎたAIと、私たちの生活や法律にまだ全然折り合いがついていないので、色々なトラブルが発生しているのも事実です。



まとめ:AIとどう付き合う?

AIは、もう未来の話ではなく、私たちの身の回りにある「今」の技術です。使い方を正しく知れば、勉強にも仕事にも、そして日常生活にもとても役立ちます。

難しそうに思えるかもしれませんが、少しずつ理解していけば大丈夫。これからも、AIと仲良く付き合っていきましょう!

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